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家庭内wifiの通信速度を上げる(2021)

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家の回線速度を10倍以上改善した話(BBIQ光へ乗り換え + EdgeRouter-X導入) で有線に関しては最適化したが無線通信は最適化できていなかったので更なる改善を目指した。先に言っておくが、前のエントリの状態でもほとんどのご家庭には問題ない回線速度なのでこれ以降の対応はオーバーエンジニアリングである。(こういうやつは "逸般の誤家庭向け" というらしい最近知った)

UniFiで自宅に巨大スタジアム並のエンタープライズWiFi環境を整えた | Kazuki Ohta’s Space を参考にいろいろ考えたが、我が家はマンションなのでオーバースペックすぎる。ここまでやる必要はないので、メッシュWifiで家中の無線通信が安定して高速に通信できる環境を整えるぐらいで手を打つことにした。

基本的な方針としては、宅内に張り巡らされている有線LANを最大限活用し、ラストワンマイルどころかラストワンメートルぐらいを無線にする方針で設計した。

実装されたもの

構成要素

回線:BBIQ光

BBIQ(ビビック)公式サイト | 九州の光インターネット回線&プロバイダー

  • 一番大事なのはバックボーンとなる回線そのものの速度である
  • BBIQ光に変更してから回線速度が安定して 600Mbps を超えるようになった
  • IPv4しか提供されてないが、フレッツ光と比べて回線側の終端装置が混んでないため IPv4 over IPv6 で空いてる終端装置を使うような小細工は必要ない

ルーター:EdgeRouter-X

  • PPPoEやDHCP, ルーティング, NAT などの処理をEdgeRouter-Xに寄せることで無線APの負荷を下げる
  • ハードウェアオフロードを有効にすることで、値段に見合わない性能を発揮してくれる。970Mbps ぐらい出るらしいのでこれで宅内にボトルネックはなくなる。
  • amazon.co.jpで1万円ぐらいで買った。amazon.comで買うと$50ぐらいで買えるが電源ケーブルを自前で調達する必要がある(らしい)

無線AP:AmpliFi Instant

  • wifiルーター機能はあるがブリッジモードで無線APとしてのみ利用している
  • 2台使ってメッシュwifiを組んでいる。メッシュを組む際に、イーサネットバックホール機能が使えるので回線を安定化できるのが強い。
  • 全ての部屋をカバーできるように、左右の端の部屋に置いてある。
  • AmpliFiからルータ + メッシュポイントの製品も出てるが、イーサネットバックホールが使えないのでこっちを2台狙ってた。amazon.co.jp で 1台 5000円くらいで売り始めた時期があったので速攻で2台買った。

L2スイッチ(スイッチングハブ):NETGEAR GS305

  • 有線LANを最大限活用したいが、各部屋に引き込まれているのは1本のみのため、L2スイッチを各部屋に置いて使える本数を増やした
  • 特にこだわりはないが、POE使う予定がなかったので一番安価に住みそうかつ品質が安定してそうな NETGEAR にした